私が取引させていただいてる会社はいろんな事業をしていて、キッズ服の販売もやっている。
雑談中、息子の話をしたらぜひ!となってファッションモデルさせてもらえることになりました。
とは言えまったくの素人。
付き添う私ももちろん素人。
写真館だって1歳の誕生日以来行ってないのに、それこそ人見知り激しいこの頃。カメラの前に立てるのか?というところから不安。。
この話をくれた、えいちさんは「だいじょーぶ!うちはこうやって知り合いにモデルを頼むから、みんな事務所とか入ってないけど、初めてでもみんなできてるよ〜」と。
まーなるようになるだろう。
と思いつつ、できる限りの下準備を。。
1週間前
以前写真館で撮った写真をプリントアウトして、100均で買ったフォトフレームに入れてリビングに飾ってみた。それを一緒に見ながら
「今度のお休みに、写真屋さんで写真撮ってもらおーね!」
「カメラ屋さんが、おっきいカメラで撮ってくれるよ!」
「いつもと違う電車に乗って行こうね」
息子は、まずまずの反応。とりあえず嫌ではなさそう。
普段からiPhoneではバシバシ撮ってて、撮られる事自体は好きみたい。スマホを向けると彼なりにポーズをとってくれる。モデルっぽいポーズとはかけ離れてるけど・・
まあプロが誘導してくれるでしょう。と息子渾身の「変なポーズしかしない問題」はスルーしておいた。
当日
なかなか起きない息子。なるべくたっぷり寝たほうが機嫌もいいだろうとギリギリまで寝かせた。
朝ごはんを食べながら、「今日は写真屋さんだね!」と話しかけると
「・・・写真屋さん、行きたくない」
きたー。雲行きあやし。
それでもなんとか、ママと電車に乗ろう!帰りには公園もいこうね!と私がテンション上げて連れ出し電車に乗り込む。
プチ贅沢してグリーン車。今日はいいんです。とにかく機嫌を損ねずに現地まで辿り着くのが第一ミッションだ。
お出かけの友、マグネット絵本で遊んでたけど、なんとなく元気のない息子。
そして乗換駅では「階段やだ。つかれる。」発言。
しかたない、抱っこで階段を登る私。
とにかくご機嫌を損ねないように・・・。
乗り換えは今まで乗ったことのない電車。初めて見る電車にテンション上がったように見えた、けど。乗ってみたら
「もうおうちに帰りたい」
が始まった。
とりあえず非常用に忍ばせていた「果汁グミ」をちらつかせたら、食いついてきたので口に放り込む。
それから私の膝の上にころんと横になってきた。まるで熱があるときみたいに。具合悪いのか?でもおでこは全然熱くないし・・
いつもと違う様子を見ていて、ああ、この子は今すごく緊張してるんだ、と分かった。
スタジオ到着
なんとか目的の駅に着くと、担当のえいちさんが迎えにきてくれて、車でスタジオまで。
現場は辺鄙なところにある2階建ての一軒家で、他のモデルの子が3人、撮影してる最中だった。
息子が慣れるための時間がほしいことは事前に伝えてて、「他の子を見学しながら息子くんのタイミングで撮りましょう」と言ってくれてたから、流れに任せようと挑んだのだけど・・・想像以上に大変だった。
まず、スタジオ(2階)まで行きたがらない。階段を途中まで登っては降りてを繰り返す。。
そうこうしてる間に次々とモデルが来たり帰ったり。
総勢6組くらいとすれ違ったかな?0歳から3歳くらいの子たちと、その親と。
うんざりしそうになる自分を抑えて、やっと階段の上まで一緒にのぼったら、ベテランモデルでもある、えいちさんの娘ちゃんが、息子を遊びに誘ってくれた。
さすが、イベント系の会社の娘となるとコミュ力高い。。3歳手前と聞いてるけど。
撮影スタジオの一角は、モデルのお着替えスペース&遊び場になってておもちゃがたくさん。
ここで娘ちゃんと遊びつつ、しれっと着替えさせて、タイミング見てカメラの前に立たせよう!と、やっと準備段階に入れた。
その後けっこう遊びの時間は長かったけど、焦らず…焦らず…息子と、娘ちゃんと、ときどき他のモデルの子と、おもちゃで遊ぶ。
赤ちゃんモデルの撮影を横目で見ながら(赤ちゃんの写真ってほんと大変だよね・・)そろそろ良いかな?と思って最終手段のチョコレートを出した。
チョコを口に放り込んで「お着替えしよう!」とぱぱっと着替えさせ、ディレクターさんに「息子、行けます!」と申告。
嫌がる息子に追加のチョコを食べさせたら、しぶしぶカメラの前に動いてくれた。
そして撮影
なかなかの見ものだった。
まずは指示された椅子に座る息子。
びっっっっくりするぐらいの引きつった顔!!
からの、
見事な作り笑い!!!口をぱかっと開いてるのに、目が全く笑ってないという。。
複雑な意味で、初めて見る表情が満載。
緊張と戦ってがんばる息子の姿が、健気でいじらしくて、可愛い!!たまらん〜〜親バカとでもなんとでも呼んでくれ。
ほんと、今までにない緊張と戦ってたんだね。
それでも少しずつでてくる自然な表情。
ポーズは大変だったけど、プロの誘導のおかげでなんとかOKが出る。
間に他の子の撮影をはさみながら、息子は4回衣装チェンジ。チョコレート食べて着替え、チョコレート食べてカメラの前に立ち、を繰り返した。
そしてどんどん慣れてゆき、最後は元気になりすぎていらないオリジナルポーズを炸裂。苦笑されるほどにまで。
「きをつけ」ができたら帰りにアイス買おう!というご褒美作戦から「アイスのポーズは?」が合言葉になったりして、まあなんとか楽しく終わったのでした。
無事終了
想像以上に疲れたのは母でした。
結局まるまる3時間くらいかかって腹ペコ。帰りの電車待ちに、キオスクで買ったおにぎりにかぶりついた。息子はジャムサンドをむしゃむしゃ。
迷わずグリーン車に乗り、隠し持ってたiPadを息子に与えて抜け殻になった私でした。
それにしても、
今回は縁あってモデルやらせてもらったけど、本気でモデルとして育てていきたければ、親の努力が相当必要だな。ほんと疲れた。
ちなみにお金の謝礼はなく、洋服もらいました。期待してなかったからめっちゃ嬉しかった!
写真データもたくさんもらえて、写真館をタダで使えたと思うとラッキーな話。
いや、それ以上に、良い経験だった。
なにより子どもの初めて見る表情、特に緊張してるときの様子と、それを乗り越えたっていう成功体験をさせてあげられたのが、一番の収穫だったと思う。
いろんな経験して、広い視野と、自分への自信を持って成長しておくれ。
それにしても、うちの子は、やっぱりかわいい^^
で、家に帰って、他にキッズモデルのチャンスないかなーなんてネット検索してしまうのでした。
